不器用な彼女
カフェで時間を潰した後、メンズのショップを回る。
社長の誕生日は10月7日らしい。10月半ばまで大きな現場が動いているから、一緒にお祝いするどころか一緒に残業になる気もするけど…何かプレゼント出来たらとぼんやり考える。
服はサイズや好みがイマイチ分からない。
ネクタイは普通っぽくてイヤ。
時計は高額すぎる。
財布は何だか素敵なやつを持ってるし。
ライターはもう必要ない。
結局何も選べないまま帰ることにした。
帰りの電車から『今一番欲しいものは何ですか?』とラインを送る。丁度昼休みなのか直ぐに返信がある。
『休みと癒し』
社長らしい答えだ。
『あと、詩織』
茉由がチラつくのに、茉由の事で社長に不信感を抱いてしまってるのに、社長のストレートなメッセージにキュンとする。
(もう少し、様子を見よう。社長を…信じてみよう)
そんな事を思いながら車窓から見える景色を眺めた。
社長の誕生日は10月7日らしい。10月半ばまで大きな現場が動いているから、一緒にお祝いするどころか一緒に残業になる気もするけど…何かプレゼント出来たらとぼんやり考える。
服はサイズや好みがイマイチ分からない。
ネクタイは普通っぽくてイヤ。
時計は高額すぎる。
財布は何だか素敵なやつを持ってるし。
ライターはもう必要ない。
結局何も選べないまま帰ることにした。
帰りの電車から『今一番欲しいものは何ですか?』とラインを送る。丁度昼休みなのか直ぐに返信がある。
『休みと癒し』
社長らしい答えだ。
『あと、詩織』
茉由がチラつくのに、茉由の事で社長に不信感を抱いてしまってるのに、社長のストレートなメッセージにキュンとする。
(もう少し、様子を見よう。社長を…信じてみよう)
そんな事を思いながら車窓から見える景色を眺めた。