不器用な彼女
妊娠した?
結婚する?
えっ?もう5ヶ月?!
皆んなの反応は納得だ。
先週末には詩織の実家に挨拶を済ませた。詩織の両親はもちろん慌てふためいたけど…結婚を快諾してくれた。
今週末は社長の実家に挨拶に行く。
実家と言うか、社長の自宅に沖縄で隠居生活を送っていたご両親と、東京の立川に住んでいるお姉さんと、太田医院のお爺ちゃんと車椅子に乗ったお婆ちゃんが集まった。
いつもの場所に相変わらず趣味の悪い壺が鎮座してる。
「あの時はごめんなさいね…私のせいで悩ませちゃって…」
申し訳なさそうなお姉さん。
「ほら、手にイッパイ書類みたいの持っていたし…てっきり変な訪問販売かと…」
確かにあの日は社長に直ぐ工事の確認してもらう為に大量の図面や仕様書を抱えていたっけ。
「また会えたね」
太田医院のお爺ちゃん。
「何で詩織の名刺見て孫の会社だって分からなかった訳? もっと早く分かっていれば早くに解決したのに」
なんて社長が口を尖らせている。
「字が小さいし…英語なんで読めん」
お爺ちゃんの言葉に全員が笑った。
結婚する?
えっ?もう5ヶ月?!
皆んなの反応は納得だ。
先週末には詩織の実家に挨拶を済ませた。詩織の両親はもちろん慌てふためいたけど…結婚を快諾してくれた。
今週末は社長の実家に挨拶に行く。
実家と言うか、社長の自宅に沖縄で隠居生活を送っていたご両親と、東京の立川に住んでいるお姉さんと、太田医院のお爺ちゃんと車椅子に乗ったお婆ちゃんが集まった。
いつもの場所に相変わらず趣味の悪い壺が鎮座してる。
「あの時はごめんなさいね…私のせいで悩ませちゃって…」
申し訳なさそうなお姉さん。
「ほら、手にイッパイ書類みたいの持っていたし…てっきり変な訪問販売かと…」
確かにあの日は社長に直ぐ工事の確認してもらう為に大量の図面や仕様書を抱えていたっけ。
「また会えたね」
太田医院のお爺ちゃん。
「何で詩織の名刺見て孫の会社だって分からなかった訳? もっと早く分かっていれば早くに解決したのに」
なんて社長が口を尖らせている。
「字が小さいし…英語なんで読めん」
お爺ちゃんの言葉に全員が笑った。