不器用な彼女
11:00
「お疲れ様」なんて、現場から戻った社長はいつも通りな気がする。詩織に対して焦りとか気まずさなんて微塵も感じられない。
「木村、久し振り。無理はすんなよ?」
「はい、ありがとうございます」
「櫻井、仕様書できてる?」
「はい、デスクの上です」
「サンキュ」
社長はスーツのジャケットを脱ぐとワイシャツの袖をまくった。
「で、櫻井、お前はまだ怒ってんのか?」
「ふぇっ?」
一美が居るのに何で今その話をするのか驚いてしまう。
「既読無視と着信無視は野放しにできないね」
この話をしたら一美に付き合っていることがバレてしまうじゃないか!
てか、社長怒ってる??? いつも通りじゃなかった!
「お疲れ様」なんて、現場から戻った社長はいつも通りな気がする。詩織に対して焦りとか気まずさなんて微塵も感じられない。
「木村、久し振り。無理はすんなよ?」
「はい、ありがとうございます」
「櫻井、仕様書できてる?」
「はい、デスクの上です」
「サンキュ」
社長はスーツのジャケットを脱ぐとワイシャツの袖をまくった。
「で、櫻井、お前はまだ怒ってんのか?」
「ふぇっ?」
一美が居るのに何で今その話をするのか驚いてしまう。
「既読無視と着信無視は野放しにできないね」
この話をしたら一美に付き合っていることがバレてしまうじゃないか!
てか、社長怒ってる??? いつも通りじゃなかった!