この猫拾ってください。

ある平日の放課後
私は 日誌を書き終え 美沙希が待ってる
教室へと急いで階段を駆け上がった


教室に近づくと 美沙希と複数の女生徒の声がした。

私が 扉に手をかけようとした時
ふと 私の名前が話題に上がっているのを耳にした。


女生徒「ねぇねぇ 美沙希ってなんであんなこと仲いいの?」

美沙希「あ…すずの事? あの子転勤族でしょ?なんか可哀想だなって思って」

女生徒「へぇー なんか意外。美沙希が同情するなんて」


美沙希そんなこと思って私と
付き合ってくれてたの??

同情なんて要らないのに…

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