どっちが夢、、、?
夢じゃない、、、?
「ただいまー!」





「あ、おかえり」




「、、、っ!」





「なに?
どうしたの?





私の顔になんかついてる?」






「あ、、、
いや、、、」




まただ、、、




一瞬だけ




一瞬だけど





一瞬だけだけど





お母さんが




あいつに見える




どうしてなんだろう






怖い





ものすごく




そんなわけ





ないのに





「ほらー!
何ぼーっとしてるのー?




早くお風呂はいってー!」




「う、うん」




できるだけ



平常心を保とうとしたけど




足の震えが止まっていなかった




やっぱり顔を見れずに




私は急いで




お風呂場に向かった




「はぁ、、、」




私は無意識に鏡を見た





「き、きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」





なんで!?




私の後ろに




あいつが、、、!




「なに!?

どーしたの、あや!」





お母さんが来ると





あいつは





笑顔を消さずに





消えてった、、、





「大丈夫!?」




「う、うん。



大丈夫。ちょっと虫がいただけ!」





「えー?



もう、びっくりしたじゃない!」





「ごめんごめん!」




私は強ばって動かない





表情筋を





無理やり動かして




下手な笑顔をつくる




ねぇ、





今のはなんだったの、、、?



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