二番目でいいなんて、本当は嘘。

守りたいもの

「妊娠、ですか?」

体調がなかなか戻らなかった私は、かつて祖父が行っていた町医者のところに出向いた。
自分のせいで仕事が滞ってしまうのが申し訳なく、医者を頼って一気に直そうと考えたのだ。


問診票を書いているときに、「妊娠の可能性はありますか」という項目があり、私はふと、しばらく生理がきていないことに気がついた。

――まさかね。

だが診察を受けても、悪いところはなにもない。
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