二番目でいいなんて、本当は嘘。
「お茶でも飲もうか」
すずに言われて、私は買ってきたばかりの紅茶の封を切った。
「いつもコーヒーだけど、商店街でハーブティーが安かったから」
「ふうん。で、本当のところは?」
真面目な顔で、すずが聞いてきた。
「本当に安かったんだってば。レシート見る?」
「そうじゃなくて、母子家庭向けにプロジェクトを立ち上げようと思った理由よ。私のママの話だけがきっかけじゃないんでしょ?」
この子は勘が鋭いところがある。
たとえ嘘を言ってごまかしたとしても、バレるのは時間の問題のような気がした。
そして、どこか人を信用しないところのあるすずは、嘘やごまかしをした人間をきっと許さないだろう。
この企画にはすずの力が不可欠である。
素直に真実を話しておいたほうがいいかもしれない。
すずに言われて、私は買ってきたばかりの紅茶の封を切った。
「いつもコーヒーだけど、商店街でハーブティーが安かったから」
「ふうん。で、本当のところは?」
真面目な顔で、すずが聞いてきた。
「本当に安かったんだってば。レシート見る?」
「そうじゃなくて、母子家庭向けにプロジェクトを立ち上げようと思った理由よ。私のママの話だけがきっかけじゃないんでしょ?」
この子は勘が鋭いところがある。
たとえ嘘を言ってごまかしたとしても、バレるのは時間の問題のような気がした。
そして、どこか人を信用しないところのあるすずは、嘘やごまかしをした人間をきっと許さないだろう。
この企画にはすずの力が不可欠である。
素直に真実を話しておいたほうがいいかもしれない。