二番目でいいなんて、本当は嘘。
専門学校を出て県外で就職した私は、この家に帰ってくるのはお盆と正月、GWくらいだった。
寿司職人をしていた祖父は、細身のわりに骨太でしっかりした体格をしていた。
なのに、正月の帰省で半年ぶりに帰ってみると、祖父の足元はおぼつかず、骨と皮だけの姿になっていた。
「じいちゃん!絶対どこか悪いって!急いで病院行ってきな」
「なんともない。大丈夫だ」
祖父はいつものように、大きな茶碗で熱い緑茶をぐいと飲みながら言う。
寿司職人をしていた祖父は、細身のわりに骨太でしっかりした体格をしていた。
なのに、正月の帰省で半年ぶりに帰ってみると、祖父の足元はおぼつかず、骨と皮だけの姿になっていた。
「じいちゃん!絶対どこか悪いって!急いで病院行ってきな」
「なんともない。大丈夫だ」
祖父はいつものように、大きな茶碗で熱い緑茶をぐいと飲みながら言う。