二番目でいいなんて、本当は嘘。
お盆にお茶を載せて居間に戻ると、座布団で寝ていたはずのシズクが、桐生社長の膝の上で丸まっていた。
桐生社長は胡坐をかき、背中を丸めてシズクの喉をくすぐっている。
見ると、社長のズボンのあちこちにシズクの毛がついていた。
けれど社長は、そんなことを気にするそぶりもない。
「どうぞ」
テーブルにお茶を置くと、桐生社長はお茶に手を伸ばした。
が、自分が胡坐の姿勢のままだということに気が付き、手を止める。
正座になりたいが、膝に乗っているシズクのことが気になってしまうみたいだ。
「そのままでいいですよ」
私がそう言うと、社長は
「すみません。お言葉に甘えて」
と胡坐のまま茶碗を手に取った。
桐生社長は胡坐をかき、背中を丸めてシズクの喉をくすぐっている。
見ると、社長のズボンのあちこちにシズクの毛がついていた。
けれど社長は、そんなことを気にするそぶりもない。
「どうぞ」
テーブルにお茶を置くと、桐生社長はお茶に手を伸ばした。
が、自分が胡坐の姿勢のままだということに気が付き、手を止める。
正座になりたいが、膝に乗っているシズクのことが気になってしまうみたいだ。
「そのままでいいですよ」
私がそう言うと、社長は
「すみません。お言葉に甘えて」
と胡坐のまま茶碗を手に取った。