元カレと再会した場合
最悪なタイミング
「ふぅー、結構乗ったね」
ジェットコースターに最初、乗ってからだいぶ時間が経った。
「腹減ったな」
「確かに!」
気づくと、もう時刻は2時前。
そりゃーお腹減るわな、この時間は。
お腹空いてるなんて、今の今まで気がつかずに乗り物に乗ってたな。
それだけ楽しいってことかも。
「あそこ入るか」
「おっけー」
朔の視線の先にあったお店に向かう。
店内はもう2時だからか、そこまで混んでなかった。
「んー、どれにしよっかなぁ」
腹ペコな私はメニューを真剣に見るも、どれも美味しそうでなかなか決められない。