元カレと再会した場合
え、…!?
「うっそ…」
ということは…誰かが助けてくれるまで私たちここから出れない感じ!?
嫌だよー…絶対!
こんな、やっかいな元カレとまだ一緒にいなきゃいけないなんてっ!!
諦めが悪い私は、ずっとドアを開けようとガタガタしてる、けど全く開く気配がない。
「人来るまで待ってた方がいいんじゃね?今は講義が始まってここら辺には人いないと思うけど」
「え。ちょっと待って!…今、講義始まってるの?」
チャイム鳴ったっけ!?
「チャイムならとっくに鳴ってたけど。」
私の心を読んだかのように言った莉斗に、またまた固まる私。
焦ってる私を見て、笑ってる莉斗なんか気にならないくらいに私は焦っていた。