すき(仮)
第2章
きょうだいはいない。
親戚は分からない。
お父さんは、私が5歳の時に死んだ。
事故だった。
お母さんはその日からおかしくなったのかもしれない。
理由なしに叩かれて、怒られて、私は必死に謝った。
1週間以上帰ってこないこともあった。
でも、私は文句を言わなかった。泣かなかった。偉い子だから。
中学を卒業して、高校に入学したら、お母さんは、お金だけ置いて、どこかへ行った。
もう半年くらい会ってない。
お金を置いて言ってくれただけよかった。
バイトだけじゃ、まだ生活出来ないから。
親戚は分からない。
お父さんは、私が5歳の時に死んだ。
事故だった。
お母さんはその日からおかしくなったのかもしれない。
理由なしに叩かれて、怒られて、私は必死に謝った。
1週間以上帰ってこないこともあった。
でも、私は文句を言わなかった。泣かなかった。偉い子だから。
中学を卒業して、高校に入学したら、お母さんは、お金だけ置いて、どこかへ行った。
もう半年くらい会ってない。
お金を置いて言ってくれただけよかった。
バイトだけじゃ、まだ生活出来ないから。