かくれんぼ、かくれっこ。
私達は昔のように話し、笑い合った。
「ちょっと!私の事忘れないでよ!」
そう言いながらもマナミは嬉しそうだ。
だから言う。
「ありがとう、マナミ」
私がお礼を言うと
「私は勘太くんの為にやってただけですぅ」
と拗ねたように言った。
そういえばと思い出す。
「どうして、マナミはカンちゃんを、カンちゃんは私を一番先に見つけたの?」
ずっと思っていたこと。
聞くとマナミが答えてくれた。
「昔流行ってたんだよ、かくれんぼで鬼になって一番最初に好きな人を見つけられたら想いが叶うってやつ」
「まさか…」
読めてしまった。
「そう、私は勘太君を。そして勘太君は…」
「ヒナを見つけていたんだ」
それで納得がいった。
マナミが鬼の時、彼が先に見つかることと、彼が鬼になった時私が先に見つかるわけが。
「あれ?でも…」
「確かに好きだったけど、好きな人だからこそ応援したいじゃん」
マナミが照れくさそうに言う。
自分の恋を諦めてまでここまでしてくれる友人に私は頭が上がらない。
「ちょっと!私の事忘れないでよ!」
そう言いながらもマナミは嬉しそうだ。
だから言う。
「ありがとう、マナミ」
私がお礼を言うと
「私は勘太くんの為にやってただけですぅ」
と拗ねたように言った。
そういえばと思い出す。
「どうして、マナミはカンちゃんを、カンちゃんは私を一番先に見つけたの?」
ずっと思っていたこと。
聞くとマナミが答えてくれた。
「昔流行ってたんだよ、かくれんぼで鬼になって一番最初に好きな人を見つけられたら想いが叶うってやつ」
「まさか…」
読めてしまった。
「そう、私は勘太君を。そして勘太君は…」
「ヒナを見つけていたんだ」
それで納得がいった。
マナミが鬼の時、彼が先に見つかることと、彼が鬼になった時私が先に見つかるわけが。
「あれ?でも…」
「確かに好きだったけど、好きな人だからこそ応援したいじゃん」
マナミが照れくさそうに言う。
自分の恋を諦めてまでここまでしてくれる友人に私は頭が上がらない。