かくれんぼ、かくれっこ。
皆と彼に合わせる顔がなく、学校以外は家に閉じこもるようになった。
学校でも彼とは話していない。
「堪太君が心配してたわよ?」
「うるさい」
自分が悪いのは分かってる。
でも、やり場のない気持ちを親に八つ当たりしてた。
話さなくなって数年。
中学に上がると同時に、彼はどこかに引っ越して行った。
見送りも出来ない臆病な自分。
ずっと、あの事が気にかかって前に進めない。
私は高校生になった今も、幼い姿のまま公園のベンチに座っている。
学校でも彼とは話していない。
「堪太君が心配してたわよ?」
「うるさい」
自分が悪いのは分かってる。
でも、やり場のない気持ちを親に八つ当たりしてた。
話さなくなって数年。
中学に上がると同時に、彼はどこかに引っ越して行った。
見送りも出来ない臆病な自分。
ずっと、あの事が気にかかって前に進めない。
私は高校生になった今も、幼い姿のまま公園のベンチに座っている。