暴走族の総長と病気の私
──────バキ、ドン…

男「うう、お前は…」

??「お前らみたいに金を目的に暴力を振るうやつは強くなんかねえんだよ」

男「神蝶…強すぎる……」

神蝶「強くなりてえなら守りたいものを作れ」

男「守りたいもの…」

神「俺にはな……大事な人が……いたんだ…」

そう言って神蝶は立ち去った…








──────ドカッ…

男「ぐはっ……っくそ!」

神「お前はなんのために手を挙げている?」

男「知らねえよ!!そんなこと関係ねえだろうが!」

神「お前は…強くなれない…」

男「黙れー!!!!うおぉぉぉぉぉぉお!」

神「遅い…」

パシッ
男「ぐっ!くそがー!」

そのまま男の壁に押し付ける。
神「強くなりてえなら守りたいものを作れ」

そう言って1発殴り立ち去った。









うぅ…ん…なんか…眩しいな…
菜「……私…」

ぽろ…

菜「…!? 私いつの間に泣いてたの?いつぶり…だろう?泣くことのない人間…か…」

菜々以外居ない部屋には自嘲する笑いが響いていた…

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