暴走族の総長と病気の私
菜「そっか…なら良かったよ…私が誰かのためになれるなんて、考えてなかった。ホントはその言葉も偽りではないが自分に言い聞かせてたものだから。」

天「どうして…?」

菜「私は強くならないといけなかった。親を亡くして1人で生きていくには強さしか見つけられなかったんだ。なぜなら、引き取られた先の夫婦は私を嫌った。この目があったから。」

菜々はそっと目から義眼をとる。

天「…嘘だろ?お…前、義眼だったのか?」

菜「怖いよね、これは喧嘩でやられちゃってね。これを見てみんな気味悪がった。奏も知らない。」

天「それで最強って、なんだよ。恐ろしいやつだな。」

菜「天は、怖くない?なんで怖がらないの…」

天「だって菜々は変わらないだろ?それでいいじゃねえか!お前は俺の尊敬する神蝶なんだ!」

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