君と一年の思い出
ホームルームが終わると、お決まりの質問攻め


いや、鈴木君笑顔で答えてるけど、


顔が引きつってるような・・・?


「おい。もう授業始まるんだから席戻れよ。」


拓斗が口を開いた。


なかなか機嫌が悪い。


「あ、ありがと。」


「大丈夫だよ。こいつ周りがうるさくて


機嫌悪いだけだから。」


拓斗は怒ると怖いけど、優しい。


『次の授業教科書結構使うから


ここに置いておくね。』


机と机の間に教科書を置いた。


「ありがとう。渡辺さん。」


『咲でいいよっ!!』


名字で呼ばれるとなんか照れる。。


「ありがとう。咲。」
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