私が見つけた大きな希望
1.
今日、私、如月 萌乃は高校生になります!
...なーんて言ったって、別にオシャレは、してないし、最低限のメイク、ヘアスタイルぐらいしかやってない。
だからといって、メイクとかヘアスタイルに興味がない訳でもない。
中学のとき、部活に手を打ち込みすぎて、恋愛が全くできなかった。そして、彼氏いない歴イコール年齢という結果に。
周りの友達は、みんないい報告を聞くのに、私は未だに、彼氏がいないなんて...そんなの悲しすぎるでしょ?
でも!派手にしすぎても、引かれると思ったから、派手すぎず地味すぎずの、メイクとヘアスタイルにしたというのが結論。
そして、私がこれから通う『稲美が丘』こと稲丘高校は、普通の平均的な高校のレベル。
だから、知ってる子もいなくはないはず。
だけど、張り切りすぎて早く来すぎてしまった...。
「お姉ちゃん!」
と、肩をポンと叩いた、1歳年下の妹の乃愛。
今日までが春休みらしいから、私の入学式行くとか張り切っていた乃愛。別に入学式来てもつまらないのに...。
「来るの早かったんじゃない?まだ、誰もいないじゃないの...。」
と、乃愛と一緒に来た、お母さんが呟く。
「そうなんだよー!来るの早すぎた」
「お姉ちゃんしっかりしてよー!乃愛まだ寝れたかもしれないのに(泣)」
このぶりっ子わがままな妹め。
学校での乃愛は、噂によると、1部の女子にぶりっ子とかで陰口が言われているらしいけど、本人は上の空。
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