私が見つけた大きな希望
【葵威】
俺は、ネットで、下調べをしていた。
『観覧車のてっぺんでキスすると一生結ばれる』
『告白は、観覧車の中がオススメ!』
...など。
やっぱり男らしいところを見せなくては!
...とは言うものの、やっぱり行動に移すのは流石に照れる...。
向日葵にも聞きながら、勉強をした。
そして、ようやく、1番の楽しみ、観覧車に来た。
「最後は観覧車...だね!」
目を観覧車の方へ向ける萌乃。
「だな、」
にしても、すごく混んでいる...。日暮れが近いからもしかしたらヤバいかも。
萌乃って、今まで彼氏居たことあんのかな…?
以外とモテそうだから、怖いんだよな。もし、告白して好きな人いるんですって断られたら、ちょー悲しいし...。
でも、俺が思うに、好きな人いるんだったら男と二人でなんて遊園地には来ないと思うけど…。
だからといって100%OKが貰えるわけじゃない。
例えば付き合ったとして、その先はどうするのか。
病気を患っている俺なんかを彼氏にしたいと思ってくれるのか。
結婚さえもできるかわからない俺を。
いつ死んでもおかしくない俺を。
萌乃は、笑って受け入れてくれるだろうか...。
そんな不安が頭をよぎるなか、とうとう俺たちの番が来た。
「ねぇ、萌乃?」
「どうしたの...?」
「萌乃って好きな人居る?」
うわ、反応可愛すぎかよ。
顔をほんのりピンク色に染めて、俯く萌乃。
「...アオくんは?」
嘘、聞き返されちゃう系か笑
「俺は、居る」
「私も居るよ」
『ただいまから〜、花火を打ち上げます〜!暗い夜の光をどうぞご覧下さい〜』
よし、全て計算通り...!
心臓のバクバクが止まらない...。心臓が弱い俺にとって、災難だ。
「萌乃」
「はい」
ふーっと息を吐く。そして。
「俺は、萌乃が好きです。こんな病気を持っていても、傍で支えて欲しい...。俺の横で笑顔を見せて欲しい...。もし、こんな俺で良かったら、病気が治ったら付き合って下さい…。」
言った!もう、頂上に着く頃だろうか。
もう、お前への好きが止まらないんだよ。
大好きなんだよ...。
「アオくん?あの、私もっ!」
そっと、萌乃の唇に俺の唇を添える。
いわゆる「キス」と呼ばれるやつだ。
その瞬間、萌乃の頬に涙が伝わるのが分かった。
「アオくんっ。あの、、、」
「返事下さい…?」
「ふ、不意打ちすぎだよっ。」
口を抑えて真っ赤になってる萌乃。
「向日葵に学びました〜」
「向日葵の奴〜!あの!こんな私でよければ、お願いしますっ。」
なぁ、萌乃。
このまま時間が止まってしまえばいいのに。
このまま、ずっと...。
俺は、ネットで、下調べをしていた。
『観覧車のてっぺんでキスすると一生結ばれる』
『告白は、観覧車の中がオススメ!』
...など。
やっぱり男らしいところを見せなくては!
...とは言うものの、やっぱり行動に移すのは流石に照れる...。
向日葵にも聞きながら、勉強をした。
そして、ようやく、1番の楽しみ、観覧車に来た。
「最後は観覧車...だね!」
目を観覧車の方へ向ける萌乃。
「だな、」
にしても、すごく混んでいる...。日暮れが近いからもしかしたらヤバいかも。
萌乃って、今まで彼氏居たことあんのかな…?
以外とモテそうだから、怖いんだよな。もし、告白して好きな人いるんですって断られたら、ちょー悲しいし...。
でも、俺が思うに、好きな人いるんだったら男と二人でなんて遊園地には来ないと思うけど…。
だからといって100%OKが貰えるわけじゃない。
例えば付き合ったとして、その先はどうするのか。
病気を患っている俺なんかを彼氏にしたいと思ってくれるのか。
結婚さえもできるかわからない俺を。
いつ死んでもおかしくない俺を。
萌乃は、笑って受け入れてくれるだろうか...。
そんな不安が頭をよぎるなか、とうとう俺たちの番が来た。
「ねぇ、萌乃?」
「どうしたの...?」
「萌乃って好きな人居る?」
うわ、反応可愛すぎかよ。
顔をほんのりピンク色に染めて、俯く萌乃。
「...アオくんは?」
嘘、聞き返されちゃう系か笑
「俺は、居る」
「私も居るよ」
『ただいまから〜、花火を打ち上げます〜!暗い夜の光をどうぞご覧下さい〜』
よし、全て計算通り...!
心臓のバクバクが止まらない...。心臓が弱い俺にとって、災難だ。
「萌乃」
「はい」
ふーっと息を吐く。そして。
「俺は、萌乃が好きです。こんな病気を持っていても、傍で支えて欲しい...。俺の横で笑顔を見せて欲しい...。もし、こんな俺で良かったら、病気が治ったら付き合って下さい…。」
言った!もう、頂上に着く頃だろうか。
もう、お前への好きが止まらないんだよ。
大好きなんだよ...。
「アオくん?あの、私もっ!」
そっと、萌乃の唇に俺の唇を添える。
いわゆる「キス」と呼ばれるやつだ。
その瞬間、萌乃の頬に涙が伝わるのが分かった。
「アオくんっ。あの、、、」
「返事下さい…?」
「ふ、不意打ちすぎだよっ。」
口を抑えて真っ赤になってる萌乃。
「向日葵に学びました〜」
「向日葵の奴〜!あの!こんな私でよければ、お願いしますっ。」
なぁ、萌乃。
このまま時間が止まってしまえばいいのに。
このまま、ずっと...。