私が見つけた大きな希望
4.別れ
【萌乃】
「向日葵〜!」
つい先日、アオくんとのデート?のことを一刻も早く向日葵に伝えたくて、大声で名前を叫ぶ私。
「ちょっ、うるさいから!」
「聞いて聞いて聞いてよ!」
キス...だなんて、思い出すだけで、めちゃくちゃ照れる。
「どうしたの〜!」
「アオくんにね!告白されたの!でね!キス...もされたの!!!」
改めて口に出すのはちょー恥ずかしい...。
「えっ!うっそー、あいつがキスっ?」
「う、うん...。」
「で?付き合うの?」
「アオくんが困ってる時に、1番に支えてあげたいの。隣で...。」
辛いの知ってる。苦しいの知ってる。それでも私に告白をしてくれた。その勇気ってとっても凄いと思うの。
「そっか。葵威の彼女が萌乃で良かったよ。」
「えへ、ありがと。」
放課後。
『アオくん、今日お見舞い行くね!』
というメールを打って、アオくんのいる病院へ向かう。莉乃のお見舞いもあるから丁度いいんだよね。
今日は、先に莉乃のお見舞いに行く。
「莉乃〜元気?」
「...。」
「莉乃ー?」
なんの返事もない。ちょっと覗いてみると何かを書いているみたい?
「お、お姉ちゃん!どうしたの?」
「どうしたの?ってお見舞いよ?ていうか何書いてたの?」
「お手紙だよ、みんなに書いてるの」
「先生とかに書いてるの?」
莉乃の膝には大量の手紙の山がある。
...にしても、いきなりどうしたのかな、手紙だなんて。
「うん!お兄さんと、お兄ちゃんと、お姉ちゃんにも書いたよ!後で見てねぇ!」
「ありがとう、莉乃」
それから、そのまま私はアオくんの病室へ向かった
「アオくん、調子はどう?」
「萌乃、よっす」
と、振り向くアオくん。
改めて思う。カッコイイなぁって。
「この前の遊園地ありがとう!楽しかったよ!」
「俺も楽しかった。」
「ふふ今度は莉乃も連れて行ってあげたいなぁ。」
学校にも行ったことない莉乃。いつも笑顔絶やさない莉乃。早く治ったら、退院祝いで色々なとこへ行きたいね。
「そうだな、莉乃ちゃんなら喜ぶんじゃないか?」
「はぁ、頑張れ莉乃!!!」
知らなかった。
私は、何も知らなかった...。
もう、莉乃には命が少ないことを...。
「向日葵〜!」
つい先日、アオくんとのデート?のことを一刻も早く向日葵に伝えたくて、大声で名前を叫ぶ私。
「ちょっ、うるさいから!」
「聞いて聞いて聞いてよ!」
キス...だなんて、思い出すだけで、めちゃくちゃ照れる。
「どうしたの〜!」
「アオくんにね!告白されたの!でね!キス...もされたの!!!」
改めて口に出すのはちょー恥ずかしい...。
「えっ!うっそー、あいつがキスっ?」
「う、うん...。」
「で?付き合うの?」
「アオくんが困ってる時に、1番に支えてあげたいの。隣で...。」
辛いの知ってる。苦しいの知ってる。それでも私に告白をしてくれた。その勇気ってとっても凄いと思うの。
「そっか。葵威の彼女が萌乃で良かったよ。」
「えへ、ありがと。」
放課後。
『アオくん、今日お見舞い行くね!』
というメールを打って、アオくんのいる病院へ向かう。莉乃のお見舞いもあるから丁度いいんだよね。
今日は、先に莉乃のお見舞いに行く。
「莉乃〜元気?」
「...。」
「莉乃ー?」
なんの返事もない。ちょっと覗いてみると何かを書いているみたい?
「お、お姉ちゃん!どうしたの?」
「どうしたの?ってお見舞いよ?ていうか何書いてたの?」
「お手紙だよ、みんなに書いてるの」
「先生とかに書いてるの?」
莉乃の膝には大量の手紙の山がある。
...にしても、いきなりどうしたのかな、手紙だなんて。
「うん!お兄さんと、お兄ちゃんと、お姉ちゃんにも書いたよ!後で見てねぇ!」
「ありがとう、莉乃」
それから、そのまま私はアオくんの病室へ向かった
「アオくん、調子はどう?」
「萌乃、よっす」
と、振り向くアオくん。
改めて思う。カッコイイなぁって。
「この前の遊園地ありがとう!楽しかったよ!」
「俺も楽しかった。」
「ふふ今度は莉乃も連れて行ってあげたいなぁ。」
学校にも行ったことない莉乃。いつも笑顔絶やさない莉乃。早く治ったら、退院祝いで色々なとこへ行きたいね。
「そうだな、莉乃ちゃんなら喜ぶんじゃないか?」
「はぁ、頑張れ莉乃!!!」
知らなかった。
私は、何も知らなかった...。
もう、莉乃には命が少ないことを...。