花言葉
--その頃

「…」

いつもなら穏やかな空気が流れているアランと雪花の間には重い空気が流れていた。

「ねえ、雪花…。あいつが例の…?」

「…まあね」


そこで突然雪花は立ち止まった。

「情けないね、私。何年も経っているのに」

「そんなことない。今日は水篠さんも誘って飲みに行こうか」

「うん」
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