Deal×Love After
そしてお粥を食べ終わると薬とコップを差し出してくれる海さん。
なんと手厚い看病。


「キスしたいから早く風邪を治してね」

「ぶっ!突然何ですか!?」

私は焦って吹き出した。
まだ薬を飲む前で良かった。


「昨日の本音を言い合おうって約束したから素直に思ったことを言っただけ」


海さんは笑顔で微笑むと、ドキドキさせる艶かしい顔で私の唇に指で触れてくる。

私の唇を食べたそうに。


熱のせいで身体が熱いのか、海さんのせいなのか、分からない……

頭がクラクラする……
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