夏が残したテラス……
守りたいもの ~海里~
それから驚くほどの勢いで、俺はリゾート開発部へ移動になり、今回のプロジェクトのリーダーとなった。
企画が通ったのだ。勿論、志賀の名は使わずに役員の前でのプレゼンを行った結果だ。
だが、チームリーダーになった時点で、俺は志賀の名を名乗る事を父から命じられた。ここまで、自分の力で来たのだから、俺は納得し父の命令を受け入れた。
そんな忙しさの中でも、俺は波に乗り、奏海の作った朝食を食べる。
当たり前のようなその時間が、俺にとってどれだけ大切なものなのか、大阪に異動になってから痛いほど分かった。
俺は、大阪に異動になった事を奏海に何故か言えず出張と嘘を付いた。
どんなに忙しくても、週末はショップを手伝いたい。
そうでなければ、何の意味もない。
企画が通ったのだ。勿論、志賀の名は使わずに役員の前でのプレゼンを行った結果だ。
だが、チームリーダーになった時点で、俺は志賀の名を名乗る事を父から命じられた。ここまで、自分の力で来たのだから、俺は納得し父の命令を受け入れた。
そんな忙しさの中でも、俺は波に乗り、奏海の作った朝食を食べる。
当たり前のようなその時間が、俺にとってどれだけ大切なものなのか、大阪に異動になってから痛いほど分かった。
俺は、大阪に異動になった事を奏海に何故か言えず出張と嘘を付いた。
どんなに忙しくても、週末はショップを手伝いたい。
そうでなければ、何の意味もない。