夏が残したテラス……
好きってこと
本格的に夏が始まり、美夜さん、高橋君と三人でもランチの時間はバタバタだった。
ほっと一息できたのは、夕方も五時を回る頃だった。
「ふ―う」
三人で、テラスの椅子に腰を下ろした。
「さすがに疲れたわ。それにしても、ランチの評判いいわね」
美夜さんは、テーブルの上のアイスコーヒに手を伸ばした。
「トマトパスタやオムライスは、海の家じゃ食べられないし、海に入らずドライブ途中の人も多かったな」
高橋君も、疲れた表情のまま言った。
「今、人が入らなきゃ家の店潰れちゃうよ」
「そりゃそうだ。でも、奏海腕上げたね。さっき、残っていたトマトソース味見したけど、あれなら人も入るわ」
「ありがとう」
やっぱり、褒められれば嬉しくて口元が緩む。
海岸には、昼間のような賑わいは無くなったが、まだ、ちらほらと海を楽しむ人の姿がある。
隣のリゾートホテルからは、夕方のまったりとした雰囲気が流れていて、地元に住む私でさえ気持ちが和む。
「ふう―っ。ごめん、今日、親戚が集まるみたいだから、私これであがるね。明日も手伝いに来るから」
美夜が椅子から立ちあがった。
「ええ、いいの?」
「勿論よ。その為に帰って来たんだから。今日は忙しくて潜れなかったし、明日ね」
「ありががとう」
私にとって、美夜が居てくれる事は本当に心強い事だ。
私も、椅子から立ちあがり、美夜を見送った。
ほっと一息できたのは、夕方も五時を回る頃だった。
「ふ―う」
三人で、テラスの椅子に腰を下ろした。
「さすがに疲れたわ。それにしても、ランチの評判いいわね」
美夜さんは、テーブルの上のアイスコーヒに手を伸ばした。
「トマトパスタやオムライスは、海の家じゃ食べられないし、海に入らずドライブ途中の人も多かったな」
高橋君も、疲れた表情のまま言った。
「今、人が入らなきゃ家の店潰れちゃうよ」
「そりゃそうだ。でも、奏海腕上げたね。さっき、残っていたトマトソース味見したけど、あれなら人も入るわ」
「ありがとう」
やっぱり、褒められれば嬉しくて口元が緩む。
海岸には、昼間のような賑わいは無くなったが、まだ、ちらほらと海を楽しむ人の姿がある。
隣のリゾートホテルからは、夕方のまったりとした雰囲気が流れていて、地元に住む私でさえ気持ちが和む。
「ふう―っ。ごめん、今日、親戚が集まるみたいだから、私これであがるね。明日も手伝いに来るから」
美夜が椅子から立ちあがった。
「ええ、いいの?」
「勿論よ。その為に帰って来たんだから。今日は忙しくて潜れなかったし、明日ね」
「ありががとう」
私にとって、美夜が居てくれる事は本当に心強い事だ。
私も、椅子から立ちあがり、美夜を見送った。