愛して愛して愛されて(短編)
咲「うん、ごめん。ちょっと、ひどかったよね。でも私も寂しかった。夏樹最初の何分かしか構ってくれなくて、ほかの人にも優しくて、聖君と帰りたいって言ったときにも笑って分かったって言ってて、本当に私のこと好きなのかなって思って不安になってた」

夏「そっか、俺もごめん。なんか、思ってることの言い合いみたいになっちゃったね」

確かに

でも、まあ、そんなことがあってもいいんじゃないのかな?

咲「ふふっ、そうかも。でも、たまにはいいよね。愚痴も何もないカップルなんてきっと一緒にいて楽しくないし愛し合えてないと思う。それにこういうのってためすぎるのもよくないし」

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