【完】君にに届くまでこの想いを叫ぼう【短編】
『はいっ…!』と手を掴んだ。


すると風沢君は勢いよく私を包んだ。


『寧々好きだよ。』好きだよ…好きな人に言われる好きは本当に特別で暖かくそしてドキドキする。


その時思った。これは最初で最後の恋だと。


それから高校生になって高校を卒業なんてとてつもなく早く過ぎた。



でも優とは大学が遠くなり遠距離になってしまった。


『必ず迎えにいく。』と優の言葉に強く頷いた。


『待ってるっ…!』遠距離は不安で会える日はほとんどない。


でも私はあの言葉を信じる。必ず迎えにくると。



ピリリリリりっ…とスマホが鳴った。


「はい?小山寧々(こやまねね)です。」と電話にでる。


「風沢優(かぜさわゆう)です!」と低くも高くもない心地よい声が流れてくる。


「優っ!久しぶりだね!どうしたの急に?」優は忙しい人だから電話なんて月一くらいしか出来ない。



「寧々だ…やっぱり寧々の声が一番落ち着く。」と甘い声をだしてくる優。




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