聞かせてココロノコエ
大好きな彼
ざわざわと騒がしい教室。
男子の声変わりのしきった低い声、女子の甲高い叫び声に近いような笑い声がまざさりあっていやでも耳につく。
ただでさえ朝の弱い私だが、おまけ付きで寝不足な私にとってこの騒がしい教室は普段なら楽しいはずが今は苦でしかない。
上半身を机にあずけ、半ば夢の入口へ入ろうとした私に
「もしー、生きてますー?」