私は年下彼氏のヒモウーマン『完』
「寒い…」

暑い夏が終わり、朝晩はすっかり涼しくなってきた。

洗濯物を干し、そして、玄関の扉を開ける度、秋を肌で感じる。

「あ…今日は雨降るかな…」

私は玄関の靴箱から、雨傘を取り出し、お気に入りのピンクのカバンにいれた。

どんよりとした曇り空に追いかけられながら、私は駅まで向かった。
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