私は年下彼氏のヒモウーマン『完』

そして、石井さんは、私と電車で会ったこと、私の店にケーキを買いに来て、取材依頼をしたこと、ゆっくりと丁寧に話してくれた。



そして、事故にあった時、警察からの電話で、病院にかけつけてくれ、ずっと一緒にいてくれたことまで、話してくれた。


「すみません、僕なんかで、ご迷惑でしたか？ただ心配で。」



「いえ、いろいろありがとうございます。
私は頼る人いなくて。とても助かりました。ただ、まだ記憶が曖昧でごめんなさい。ごめんなさい。」


「私は立花舞香と言います。だいぶあなたより年上です。石井さんはまだまだ若いですね。」



「立花さんも若いですよ。とてもお綺麗ですし。美人パティシエですね。年齢なんて関係ないですよ。僕は輝いてる女性が好きなんです。」