私は年下彼氏のヒモウーマン『完』
「あ、仕事、ごめんなさい。」

あまりにも心地よい彼のハグに私はすっかり身をゆだねてしまった。
彼は本当に暖かかった。心も身体も。


「仕事に行かないと……すみません。ありがとうございます。」


「わかりました。また夜来ますから。」


彼はそう言いながらゆっくりと私から手を離した。


「ゆっくり休んでくださいね。」


「はい……気をつけて。」


私は彼を見届けると再び布団に潜り込んだ。




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