私は年下彼氏のヒモウーマン『完』
布団の中の心地よい暗さ、それは何も考えなくてよい、そう言われてる気がする。
いや、違う……私は自分を誤魔化し逃げてるだけ。明るいとみんなの幸せが見えてくる。それが怖い……
これくらいのこと?そうなのかもしれない。
もっともっと世の中には苦しんでいる人がいる。私は何を甘えてるんだろう?わがままだ、私は。
わかってる、わかってる、でも、手術失敗したら?
私はパティシエはもう…………

ダメになるんだ……






もう作れない。




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