私は年下彼氏のヒモウーマン『完』
バタバタバタ……トントン

「舞香さん、遅くなってすみません。こんばんは。」


「そんなに慌てなくて良いのに…私はずっとこのままなんだから。お疲れ様です。」

私はものすごく冷静に答えた。

彼が来てくれるのは嬉しいのかもしれない。でも、ずっと続くわけないし、私は不安の方がはるかに大きかった。



「あの、手術、明日10時からみたいです。」


「そう。わかりました。待ってるから。大丈夫、僕がいるから。」


私は彼の優しさを受け入れる余裕がなくなっていた。


「やめて、もう同情とか、そういうのいいから。ほっといて。」


私はいろんな心の葛藤から、彼に強く当たってしまった……


「もう、いい。来ないで……帰って……」




「はい…」

彼はそう言うと、悲しそうに帰って行った。





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