私は年下彼氏のヒモウーマン『完』
キィーッ、キィーン、ドスン、ドン………


「何だ?」「キャー。」「あ、すみません。」

何が起こったのか、私は全く分からなかった……

車内に飛びかう様々な音や声。

私は、座席の手すりにつかまったまま斜め右横に倒れ込んだ。

たくさんの人が入り混じり、しばらく動くことができなかった……


ただわかっていたのは、電車が急停止したことだけだった。


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