私は年下彼氏のヒモウーマン『完』

「さあ、降りよう。ちょっと待っててよ。ドア開けるから。」


「うん、ありがとうね。わぁー綺麗…私ずっと海に来たかったんだ。小さい頃から海の音、風の音が大好きでね。」

私は、優しく肩を貸してくれたクマちゃんにそう言った……


私達はゆっくりと、階段を下りて、少しずつ砂浜を歩いて行った。
キラキラ輝く太陽、青い海、白い砂浜、なんて素敵なんだろう…
私は今大好きな彼氏とこの絶景を宝物にするんだ。

「ねぇねぇー」
私がそういうと、クマちゃんは私の手を強く握りしめた。まるで、二度と放さない…と言ってるかのように。



私達は海岸線をキャピキャピしながら、お互い満面の笑みで、歩いてスキップして小走りした。
私は、最高に幸せだった……