私は年下彼氏のヒモウーマン『完』
「寒い?大丈夫?」

「うん、ちょっと…でも、大丈夫よ。」
そう答えるとクマちゃんは、私の手を繋いだまま、自分のパーカーのポケットに手を入れた。

「ありがとう。優しいな、やっぱ。」


「言っておくけど、舞香だからするんだからね。」


「えーそうなの?」
私は少し笑いながら言った。

まぁ、正直モテるとは思わないけどね。
心の中で私は呟いた。




私達はいろんな話をし、たくさん笑い、帰宅した。


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