私は年下彼氏のヒモウーマン『完』
すると、ドスン…「何?今度は何?重いって…」

ふと私が後ろを振り返ると、

私の3倍くらいの顔、細い目、丸い鼻、チクチクしたヒゲ、幸薄そうな唇、そしてただのデブ、なんともいけてない男が、私の背中に寄りかかっていた。

「重いよ。どいて下さい…」

「どいて…」

私は強い声で言った。


「あ、すみません。すみません。」

そのいけてない男は立ち上がり、私に手を差し伸べた。

「大丈夫です。」

私は手を払いのけ、自らの力で立ち上がった。


「デカっ。」

その男は、顔だけでなく、身長も私の3倍はありそうだった。

とても可愛いとは言えない、まるで人を襲うクマのようだった。



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