私は年下彼氏のヒモウーマン『完』
元彼は、高校の時のテニス部の先輩だった。
私はずっと憧れていたけれど、告白することはなかった。私は、てっきり私の親友のことを元彼は好きだと思っていたのだ。


ところが、卒業式の日に私は、元彼に呼び出され告白された…

ぽかぽか陽気の中、びっくりして、心臓が破裂しそうだったのを今でもはっきり覚えている。


そして、私達は付き合い出した。




別れを告げたのは、私がフランス留学から戻ってきた時。
パティシエとして、1人前になるため仕事に集中したかったから…というのもあるが、
本当は元彼の束縛に疲れ果てていたからだ。



ただ、元彼はなかなか私から離れてくれなかった…いつまでも別れを受け入れてくれなかった。

次第に、メールや電話だけではなく、家の前で待ち伏せするようになった。

そして、店にもついに毎日来るようになった。
余計に嫌いになる、なぜわからない？


何度もそう伝えたが、わかってもらえなかった……


そんなことを繰り返し、完全にやっと切れたのは、2年前。
長かった………


それから、私は恋人を作るのをやめた。









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