私は年下彼氏のヒモウーマン『完』
「おい、なんで逃げるんだ?」


元彼はついに私の肩をつかみ、自分の方に引き寄せた。


「や、やめてー」


私が振り向くと、近すぎるほど、目の前に元彼の顔が現れた。


彼の名前は『田村祐介』
さっきは顔をよく見れなかったけど、今ははっきりと彼を見ている。

全く変わってない。強引なとこも変わってない。



「舞香、話しよう。時間ある?」



「え?」
話なんてない。
でも、よく考えたら、同じマンションだ。
きちんとしたほうがよいのかも?


私は困惑した。



そして、冷静に深く考え始めた。



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