私は年下彼氏のヒモウーマン『完』
そうだったんだ……これが運命というものなのか、私はゾクッとした。
心臓がバクバクした。


「クマちゃん、私を探してたの?偶然?必然?」私は震える声で聞いた。


「ずっとずっと舞香を探してたよ。でもね、偶然もあるし、必然でもあると思うんだ。俺達はこうなる運命だったんだよ。」


運命……そうだよね……

私はそれ以上聞くのはやめた。


それから、マンションに着くまで2人はしばらく無言になった。


< 91 / 96 >

この作品をシェア

pagetop