彼女に落ちるまで~甘い運命 修一side
──それから、色々と理由を作っては都を側に置き、俺を意識して貰えるよう頑張った。
──頑張って、良かった、本当に。
「修一さん!!」
振り返ると、白いドレスの都。
輝くような笑みと、生き生きした声。
今日俺のものになる、君。
そして、君のものになる、俺。
なんて、しあわせなんだろう。
そっと手を取り、抱き寄せて。
神様に誓う前に。
「都、綺麗だ…」
これからもずっとずっと、愛してるよ…
ありったけの想いを、眼差しに込めて。
──自分に誓おう。大切にすると。
抱き締めた腕の中の、柔らかな宝物にかけて──
fin