君への気持ち
「シャーペンありがとう!!」
『うん!
あの…。名前何??』
「あっ!!俺は【松山 翼】お前は??」
『えっと、【森崎 優美】』
「分かった!これからヨロシクな♪」
『うん!』
「では、今日はこれで終わります。
起立! 礼! さようなら!」
「「さようなら!」」
「あっ!!みんな、机を後ろに下げて帰ってねぇ!」
先生は、そう言って教室を出て行った。
私は、教科書がたくさん入ったカバンを机に置いて、運ぼうとした。
けど、重くてなかなか動かなかった。
「あっ!優美、俺が…」
ギィー
『あっ。ありがとう、松山くん…。』
松山くんが、困っている私を見て机を変わりに下げてくれた。
「松山でいいで!」
『あ…。分かった…。』
トクン…
トクン…。