まだ手の届かない君と
『髪ボサボサだよ、だらしな~
早くとかしてきたら?』
「ご、ごめん」
『そんなだから、皆から嫌われるんだって』
これ以上言われるのが怖くなって私は朝ご飯を食べずに
自分の部屋にかけ込んだ
部屋に入って着替える
膝下のスカートに長めの靴下、めがね、髪は腰まであっ
ていつも三つ編みにしている
そう、これが皆から嫌われる理由
おまけにいつも静かで誰とも話さない
私は地味な女子高生として学校へ向かった