闇夜に消えて

出てきたのはカレーパン。


それを持ってベランダの扉を開け、置いてある机に座った。


そんな流星に着いて行ったリン。


「おいで。優月も座りなよ」


手招きする流星。


リンは私を見つめて鳴いた。


「ミャー」


椅子に座って空を見上げた。



流星と私が出会ったのは、月も星も見えない静かな夜だった。




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