ディナーセットのサラダみたいな
「じゃあ和葉ちゃん、これよろしくね」
先生の気遣いが炸裂し、
一人でもできる”環境委員”になった彼。
一方不人気委員を名乗り出た私の相方は、
身体が弱く休みがちの堺君だった。
「さかい~、ヨロヨロしてっとおとすぞ~?」
「ぅう…おもたいぃ…」
昔から気の回る女子だった私は、
…やめろ、そんな目で見るな!
誰も言ってくれないから自分で言うんだよ!
小1にして気の使える女だった私は、
可哀想な被害者である堺君の代わりに、
先生から宿題を受け取る役目を果たしていた。
そんなある日…。
「…?センセ、これなに?」
プリントの上に積み上げられたノートの束。
宿題はプリントしか出ていないはず…?
首をかしげる私に、先生の衝撃的な一言。
私の目を真ん丸にさせるに十分な驚きだった。
「これはね、京介君の自習ノートだよ」
「…はぇ」
じしゅう…?かずはわかんない…。
おいおい冗談だろ!?
小学一年生だぞ、自習とかするか普通!
アイツ運動もパーペキの癖して勉強までやってんのかよ!?
お前一体何を目指しているんだ!?
完璧超人か!ハーレム王にでもなるつもりか!
脳内ではそんなことを叫びつつも、
言われるがまま運搬作業に励む私。
聞き分けのいい子、偉い。
しかし気になったので、コッソリ覗いてみた。
…いや、揶揄おうとかじゃなく。
単純に興味、好奇心。誤解のなきように。
「…はあ!?」
口から驚愕の音素が飛び出た。
思わず”フザけてんの!?”のノリで。
いや、仕方ないってアレは!
周りに人がいたら突然怒ったみたいに見えたかもだけど、私は悪くない。
「…なぁにこれぇ…”ぶんすう”…?」
私ら、小1ですけど?
先生の気遣いが炸裂し、
一人でもできる”環境委員”になった彼。
一方不人気委員を名乗り出た私の相方は、
身体が弱く休みがちの堺君だった。
「さかい~、ヨロヨロしてっとおとすぞ~?」
「ぅう…おもたいぃ…」
昔から気の回る女子だった私は、
…やめろ、そんな目で見るな!
誰も言ってくれないから自分で言うんだよ!
小1にして気の使える女だった私は、
可哀想な被害者である堺君の代わりに、
先生から宿題を受け取る役目を果たしていた。
そんなある日…。
「…?センセ、これなに?」
プリントの上に積み上げられたノートの束。
宿題はプリントしか出ていないはず…?
首をかしげる私に、先生の衝撃的な一言。
私の目を真ん丸にさせるに十分な驚きだった。
「これはね、京介君の自習ノートだよ」
「…はぇ」
じしゅう…?かずはわかんない…。
おいおい冗談だろ!?
小学一年生だぞ、自習とかするか普通!
アイツ運動もパーペキの癖して勉強までやってんのかよ!?
お前一体何を目指しているんだ!?
完璧超人か!ハーレム王にでもなるつもりか!
脳内ではそんなことを叫びつつも、
言われるがまま運搬作業に励む私。
聞き分けのいい子、偉い。
しかし気になったので、コッソリ覗いてみた。
…いや、揶揄おうとかじゃなく。
単純に興味、好奇心。誤解のなきように。
「…はあ!?」
口から驚愕の音素が飛び出た。
思わず”フザけてんの!?”のノリで。
いや、仕方ないってアレは!
周りに人がいたら突然怒ったみたいに見えたかもだけど、私は悪くない。
「…なぁにこれぇ…”ぶんすう”…?」
私ら、小1ですけど?