男には負けません。

私が下に降りれば
もちろんそれに気づく奴らも多く



「総長?」

「りんさん?どうして?」



そう呟く奴らにふっと笑いかけ



「あんたらに怪我させたくないから」



とだけ言い残して
鈴蘭と野薔薇の前線に向かう



「うちらは絶対潰れない」



としのぶが唸るように言ったのを合図に
めい、まい、こよみが相手の幹部の前に立ち



「「「来なよ」」」



と挑発をする
そして、しのぶは麗華の前に立ち



「もうおしまい。」



4人はいっせいに拳を相手に向ける
相手の幹部の3人は焦った表情をしている中

総長の麗華だけは1人
しのぶが突っ込んでくるのを待ってたように
ニマッと笑った



やっぱりタイミング狙ってたんだ…










ーバキッ「ギャァ!」








ナイフを持っている腕を逆方向に曲げれば
麗華は変な声を出し、腕を抑えて
床に膝をついた









「うちの子に傷一つでもつけたら




あんたのこと殺すよ?」







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