男には負けません。
というかおるの言葉のせいで
柏木が俺らの倉庫に来ることになった
今は…
学校は午前で終わり倉庫に向かうため
近くの駐車場に停めてあるバイク
そして問題は
誰のバイクに柏木を乗せるか…
「えぇ!俺のでいいじゃん!」
「かおるは蛇行して遊ぶからだめだろ」
とごうが的確なツッコミをする
「「俺のには乗せない」」
とごうとしんやが声を揃える
「ん〜俺のに乗せてあげたいけど〜
メット忘れちった〜☆」
「てことは…」
あぁ、俺だろうな…
「俺のに乗れ」
「なおなら大丈夫だね!安心安全!」
「お、お願いします!!!」
とかしこまってくる柏木にメットを渡し
バイクにまたがる
「…あ、あの」
「あ?」
「の、乗れません…」
俺はバイクから降り柏木を乗せて
またバイクにまたがる
「あ、ありがとうございます…」
「じゃぁ!しゅっぱーーつ!!!」
かおるの元気な声でエンジンをかけて
倉庫へ向かった