男には負けません。
感謝
なおside
「でねでね!その人たちが助けてくれたの!」
興奮気味で昨日の出来事を話すゆうなは
目がとても輝いていた
昨日、女2人に絡まれていたところを
鈴蘭の御堂りんと霧崎しのぶに
助けられたという
「ん〜ゆうな〜??
なんでその時すぐ呼ばなかったのかな〜?」
と黒の笑顔を纏ったりゅうやが
ゆうなに迫る
ゆうなは俺の後ろに隠れ怯えながら
「だって…」
「だって?」
「携帯家に忘れてきてたもん…」
「もぉ!ゆうちゃん!ダメじゃん!」
「ごめんなさ〜い。」
反省してるの!?とかおるが咎め
ゆうなは猛反省中
「もういいだろ」
俺が助け舟を出せば
「反省してま〜す」
といかにも反省してないような声を出す
「ゆうちゃん!?」とかおるが怒るのを
楽しんでいるゆうな
だが黒い笑顔のりゅうやには勝てず
肩を狭めた
「ん〜まぁけががなくて良かったよ〜
りんちゃんとしのぶちゃんに
助けて貰ったんだね〜」
「うん!2人ともかっこよかった!」
とまたもや興奮し出すゆうな
「姫がお世話になったの詫びに行く?」
と今までパソコンと向き合っていたごうが
顔を上げ提案をする
「え!行きたい行きたい!!」
かおるとゆうなが同じテンションで
騒ぎ出す
「なおどうする?」
仮はつくりたくないしな
「行くか」
そう言えばかおるとゆうなは
いぇーい!とハイタッチをした