男には負けません。
「…で、ウチらになんの用??」
と黒髪の女 鶴崎こよみがパソコンに
顔を向けながら聞いてきた
「あ〜
うちの姫がお世話になったって聞いてね〜」
「先日はありがとうございました!!」
俺の後ろで震えていたゆうなは
前に出て、頭を下げた
「あ〜!なんもしてないし大丈夫!」
「へぇ〜そんな事のためだけに
わざわざ西棟の鬼桜が東棟に来たの?」
「こら!
わざわざお礼を言いにきてくれてんの!」
と霧崎が鶴崎の頭を叩き叱咤する
「りんたちお姫様助けたの??」
「喧嘩??喧嘩??」
東雲めいとまいは目を輝かせながら
御堂りんを見れば、御堂はうざがりながら
「あぁ」と答えた