男には負けません。


「…で、ウチらになんの用??」



と黒髪の女 鶴崎こよみがパソコンに
顔を向けながら聞いてきた




「あ〜
うちの姫がお世話になったって聞いてね〜」


「先日はありがとうございました!!」




俺の後ろで震えていたゆうなは
前に出て、頭を下げた



「あ〜!なんもしてないし大丈夫!」

「へぇ〜そんな事のためだけに
わざわざ西棟の鬼桜が東棟に来たの?」

「こら!
わざわざお礼を言いにきてくれてんの!」



と霧崎が鶴崎の頭を叩き叱咤する



「りんたちお姫様助けたの??」

「喧嘩??喧嘩??」



東雲めいとまいは目を輝かせながら
御堂りんを見れば、御堂はうざがりながら
「あぁ」と答えた


< 24 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop