守りたい ただあなただけを
「カズマ。
多数決の結果、どうやら皆、僕が王宮にいてもらったら迷惑と考えてるらしいよ。」
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「国王様・・。」
「冗談だよヴィックス。
じゃあ旅支度をしてくる。
長旅になるから資金を準備しておいて。」
「ハッ!」
リバル様が部屋を出て行こうとする。
「リバル様、どうしてもと仰るなら私もお供させてください。
リバル様に何かあったら一大事でございます。」
「ダメだ。
友達と行ってくると言っただろ?
王宮の者は誰一人として連れて行かない。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「・・何を企んでいるのですか?」
「・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」