守りたい ただあなただけを


「痛っ・・!!」

「マコト!」


兵隊に突き飛ばされて尻餅をつく。

母がベッドから抜けて駆け寄ってくれた。



「・・・伍長、
ペットフードもありませんし、
本当にこの家は飼っていないかと・・。」


「そうか・・・フンッ・・。
手間取らせたな。」



・・・・よし!
・・・なんとかこれで・・・



「伍長、ちょっとお待ちください。
おい女、その足についている毛はなんだ?」



!?!?


2人の兵隊が家を出かけた時、

残るもう1人の兵隊が母の寝間着の足首付近を指さす。


・・しまった・・・・。


さっきまでコロが母の足下でじゃれてたから・・・・。

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